秩父鉄道のSLに乗ってきた│いつもと違う休日を過ごしたい方必見

日本でも最も有名なSL列車のひとつ、秩父鉄道のパレオエクスプレスに乗ってきました!

最近では観光の目玉として全国各地で次々に復活しているSLですが、パレオエクスプレスはお今年で運行開始30周年を迎える、全国のSLでも最も長く運行しているSLの一つです。

鉄道好きと言われる僕ですが、実はこれまでにSL列車に乗車したことがないのです・・・。そこで先日埼玉に行って人生初のSL列車を堪能してきました。
今回はその様子をレポートします!

※この記事は実際に乗車した熊谷発、三峰口行の情報を基に書いています。三峰口から熊谷へ乗車した場合は記載した内容と異なる場合がありますのでご注意ください。

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埼玉北部を走る秩父鉄道のSL『パレオエクスプレス』に乗ってきました!

このSLは熊谷駅から三峰口駅間、約70㎞の距離を2時間40分かけて走ります。これほどまで長時間乗車できるSL列車は国内でも他にはありません!

普段乗っている通勤電車とは全然違う、乗るだけで楽しいSL列車にあなたもぜひ乗ってみてください!!

危うく予約が乗車できなかった話

SLパレオエクスプレスに乗りに行く計画、実は以前からあったのですが、いつ行くのかいいのか思い悩んでいたため、いつまでも日にちが確定せずにいました。

なのでこの日に行こうという計画はあったものの、予約をしない日々、どころか予約がいつまでなのかということをろくに調べずにいました。

なんだかんだで2日前の夜、意気揚々と予約をしようとしたら・・・

『指定席券の発売は乗車日の2日前まで』

!?

もう2日前どころか日付超えて前日になりかけてる!

と焦っていたら、自由席なら前日までネットでの予約を受け付けていた!

座れないかもしれない不安はあるけど、それは早く行けば解決できる!乗れないよりは全然いいのですぐ予約。無事に初SL乗車が決まりました!

SLパレオエクスプレスの乗車には自由席でも予約は必須

SLパレオエクスプレスに乗車するには2通りの方法があります。
乗車チケットの発売開始日は指定席、自由席ともに乗車日の1ヶ月前からですが、購入期限は指定席は2日前、自由席は1日前までなので注意が必要です。

1.絶対に座りたい人は指定席

・発売場所:JR東日本管内のみどりの窓口およびびゅうプラザのみ。
      秩父鉄道の駅や旅行会社の窓口での購入は不可。
・購入期限:2日前まで
・チケットの受け取り:その場
・払い戻し手数料:必要

2.指定席の購入期限を過ぎた人、もしくは後ろの車両に乗りたい人は自由席


SL整理券(自由席)予約状況│秩父鉄道

自由席のチケットはネットで予約可能、前日の15時まで予約できます。
自由席でもチケットの予約は必須なのでご注意を!

予約
・予約方法:ネット・電話で受付
・予約受付締切り:乗車日前日の15時まで
・チケットの受け取り:当日乗車する駅にて料金と引き換え
・キャンセル料:無料

3.当日券の発売は原則なし!ただし予約状況によっては発売する場合あり

万が一、予約が出来なかったり、予約を忘れていた場合には絶対乗れないのか。

答えは原則として当日券の発売はありません。
ただし自由席のみは予約状況に応じて、当日券の発売がされる場合があります。

繁忙期(GWや夏休み期間中など)は特に注意が必要です。当日券が発売されないだけではなく、前日だとすでに満席で予約も取れないこともあります。

自由席の予約のキャンセル料は無料なので、もし行く日が決まっているのならすぐに予約するようにしてください。

なお指定席はどんなに空きがあっても自由席のチケットを持たない人には当日券の発売はされません。十分注意してください。

朝9時半には熊谷駅へ

いよいよ乗車当日を迎えました。

今回の乗車区間は始発駅の熊谷から終点の三峰口までのフル乗車です。

自宅の最寄り駅からは距離だけで言えば寄居や秩父のあたりがアクセスしやすいのですが、どうせなら長い時間乗りたいという思いと、自由席なもんで、きっと途中駅からは座れないなという考えから熊谷駅からの乗車を選択しました。

さすがに9時半くらいに行けば座れるだろうと予想。家を出た段階から乗り遅れそうで慌てたものの、その後は計画通りに熊谷まで行けました。

熊谷に着くとやはりまだ並んでる人はほとんどいない。毎年運行されているので希少性があまり無いことと、子供連れが多いため、さほど早くからは並ばないのではないかと思います。

とにもかくにも3番手に並べたので、これで確実に座席の確保はできます。

ちなみに乗車したのは客車4両編成の一番後ろ、4号車です。SLからは一番遠い車両ですが、カーブに差し掛かったときの映像や写真(世界の車窓からみたいなの)を撮りたくてこの車両を選びました。

ちなみに車両は前(SL側)から順に

三峰口行き
← 秩父・三峰口                  熊谷
 SL ― 指定席(1) ― 自由席(2) ― 自由席(3) ― 自由席(4)

熊谷行き
 秩父・三峰口                  熊谷 →
 自由席(1) ― 自由席(2) ― 自由席(3) ― 指定席(4) ― SL

となります。

ここでどこに乗るかは意見が分かれるのでは、と思います。

乗るのが目的ならどこでもいいですし、せっかくSL列車に乗るのだからSLに一番近い場所、というのであれば指定席です。

僕のように走ってる間の迫力ある写真を撮りたい、というのであれば一番後ろの車両がおすすめです。

座るなら進行方向左側がおすすめ

ちなみに座席ですが、進行方向の左右、どちらに座るかで車窓の楽しみも変わってきます。

SLパレオエクスプレスの場合は、三峰口行き列車であれば進行方向左側、熊谷行きであれば右側(以下、左側表記に統一)をおすすめします。

何故左側か、それはずばり写真に撮りたくなるような車窓が左側に多いからです。

桜の季節であれば桜並木が広がっていますし、長瀞付近の荒川は年中眺めても迫力あります。

これらの車窓は主に、左側で多く見られます。

もちろん右側でしか見られない車窓もあるので、一概にどちらが良いか、というのは比較できませんが、個人的には左側の車窓をおすすめします。

いざ乗車!

前置きが長くなりましたが、待ちに待ったSLに乗車です!

車内の様子

この日の4号車は熊谷発車時点で8割程度のボックス席が埋まった状態

てっきり満席になるのかと思っていたので若干拍子抜けです。

出発進行!

いよいよ発車の時間です!

SL列車への乗車は初めてだったので、普通の電車とどんな風に違うんだろうというわくわくとドキドキでいっぱいでした。

いざ動き出すと、いつも乗っている電車とは違う、ゆっくりゆっくり、でも力強く、確実に引っ張られている、そんな感覚が伝わり、今乗っているのがSL列車なんだということを実感しました。

また駅のホームでは駅員さんや秩父鉄道のヒーロー、見送りに来た人たちが手を振ってくれていたのが非常に印象的でした。

沿線には手を振る人、写真を撮る人、車で追いかける人でいっぱい

しばらくJR高崎線と並走した後、秩父鉄道の路線が単独になります。

すると車窓の外には列車に向かって手を振る親子連れ、写真を撮りに来た人、たまたま居合わせたのか、待っていたのかは分かりませんが車で列車を追いかける若者など、想像以上に多くの人が沿線に集まっています


沿線の人に手を振る筆者

30年前から走るこのSL列車は、地元の人に愛されているのがはっきりと分かります。

きっと地元の人はSL列車が走っていることを誇りに思っているのではないでしょうか。一人の鉄道ファンとして、鉄道が地元に人に愛されているのを実感できて安心しました。

そんなこんなでSLが力強く引っ張る列車はどんどん秩父の山を登ります。

熊谷を出発しておよそ1時間半、長瀞駅を出発したら車窓にはライン下りでも有名な荒川の急流が見えます。

このSL列車旅でのハイライトとも言える長瀞橋梁の迫力は、川面までの高さも相まって、迫力満点です!

1分もない、非常に短い時間ですが、まるで空中を散歩しているかのような不思議な体験が出来る、一番おすすめの車窓です。

車内で買えるおみやげ、記念グッズ、飲食物

SLに乗ったら、いつもと違う風景を見ながら、お弁当やおやつを食べたくなりませんか?

家族や友達、はたまた自分へのおみやげやSLに乗った記念グッズを欲しくなりませんか?

大丈夫!安心してください!ちゃんと車内販売があり、おみやげや記念グッズ、お茶やビールなどの飲み物、お弁当やスナック菓子、オリジナルアイスクリームなどの食べ物を取り揃えています

おみやげや記念グッズは車内でしか買えないものもあり、お弁当はSLをイメージしたものになっています。

SLと一緒に写真を撮れるのは主に3駅


ホームでは間近でSLを堪能できます

ちなみに列車に乗っているとあまりSL自体の写真や、SLと一緒に写真に写るチャンスがないように思えます。
でも大丈夫、ちゃんと途中駅で写真を撮るチャンスがあります。発着する熊谷駅や三峰口駅を除くと、途中3回のチャンスがあります。

それは寄居、長瀞、秩父の3駅です。
この3駅は停車時間がそれぞれ寄居9分、長瀞10分、秩父8分となっており、比較的余裕を持って写真を撮れます。

ただもちろん他の人もこの駅に集中するので、意外とゆっくりは撮れないので、カメラの準備は事前にしっかり行なっておきましょう。

上記3駅と熊谷、三峰口以外の駅では停車時間が1分程度と非常に短いので、写真を撮るチャンスはないと考えた方が無難です。乗り遅れないように注意しましょう。

三峰口駅での過ごし方

パレオエクスプレスの終点三峰口駅での過ごし方も様々。

ここからさらにバスを乗り継いで三峯神社を目指すもよし!

空腹になったお腹を名物のホルモンで満たすもよし!

でも一番おすすめする過ごし方は、SLの整備の様子や、転車台という列車を回転させる装置に乗ったSLがぐるり回るのを見学することです。

転車台に向かうSLが、目の前を大きな音を出しながら、ゆっくり進んでいく様子は圧巻です!

転車台の周りには昔使用されていた貨車や列車が展示されていて、実際に目の前まで近付けたり、中に入ることもできます。

もちろん僕たちも写真を撮ったり、転車台で回る様子を眺めたりして、帰りの電車までの時間を過ごしました。


貨車に乗る筆者。整備士時代の血が騒ぐ?

SLを楽しんだ後の過ごし方

SLを楽しんだ後はどうやって過ごしましょうたらいいのか?

もちろん今日のイベントはSLに乗ることだったので、このまま帰ってもいいのですが、せっかく秩父まで来たのでこのまま帰るのはもったいない気がします。

そこで長瀞に行くことにしました。


長瀞駅前で食べた栗ソフト。栗とソフトクリームのハーモニーが絶妙

長瀞 荒川ライン下り

長瀞のライン下り

言わずと知れた、埼玉県西部の一番有名な名物ではないでしょうか?

荒川を時には急流があったり、時にはのんびり進んだり、いろんな荒川を楽しめます。

ただし川の水量によっては運航していない時もあるので、心配な場合は事前に連絡して聞いてみるのも良いと思います。

ちなみに僕らが行ったときが水量が少なく、営業をしていませんでした。

荒川ライン下り

アクセス

秩父鉄道 長瀞駅下車。

チケット売り場・受付は駅前広場や駅前通りに何件かあります。

宝登山(ほどさん)

荒川ライン下りの拠点となる長瀞駅で降ります。

もしライン下りが営業していない時や、舟が苦手という方でもこちらの宝登山であればゆっくり観光もできます。

冬から春にかけては梅や桜が、秋には紅葉が楽しめます。

また宝登山神社や宝登山小動物公園を巡りながらの散歩もおすすめです。

アクセス

長瀞駅下車、駅前より宝登山山麓駐車場までの無料シャトルバスあり(駐車場から山麓駅までは徒歩5分)。

宝登山ロープウェイにて山麓駅から山頂駅まで移動(所要時間5分)。

羊山公園

毎年4月から5月にかけて、色とりどりの芝桜が公園の敷地いっぱいに広がります。

関東最大級の規模で、一見の価値ありです。

アクセス

秩父鉄道 御花畑駅、西武秩父線横瀬駅、秩父駅の各駅から徒歩20分。

芝桜の時期には各駅から無料シャトルバスが運行されます。

秩父鉄道は昔の電車の宝庫

一部の人には知られていることですが、この秩父鉄道、古い電車の宝庫なのです。

というのもSLだけではなく、普段走っている電車も、関東の他の鉄道会社から購入してきた車両を使用しているのです。

こちらは渋谷から横浜結ぶ東横線や、横浜市北部を通って中央林間に至る田園都市線を運行する東急電鉄から移籍してきた車両です。

東急ではもう見れなくなった車両もあるので懐かしい方もいるのではないでしょうか?

こちらは元都営地下鉄三田線で走っていた車両です。僕自身、本物を見たのはこれが初めてでした。

都営地下鉄では使用されなくなって久しいですが、秩父の地でまだまだ元気に走っています。

秩父鉄道までのアクセス

簡単に秩父鉄道各駅へのアクセスを解説します。

熊谷駅

SLパレオエクスプレスの始発駅でもある熊谷駅は秩父鉄道乗車の際の一番ポピュラーな駅ではないでしょうか。

・東京:1時間10分(東京上野ライン、高崎線)、40分(上越新幹線)
・新宿:1時間10分(湘南新宿ライン、高崎線)
・横浜:1時間40分(東京上野ライン、高崎線)
・大宮:30分(高崎線)

寄居

東武東上線、JR八高線と乗り換えのできる途中の駅です。
真ん中くらいに位置するので、三峰口、熊谷どちらに向かうにしても比較的便利です。

・池袋:1時間30分(東武東上線)
・八王子:1時間40分(JR八高線)

御花畑

最も三峰口駅に近い乗り換え可能駅です。
西武秩父駅から徒歩5分の距離にあり、SLパレオエクスプレスも停車するので、ほんの少しだけSLを楽しみたい方や、熊谷方面に向かう方にもおすすめです。

近くには芝桜で有名な羊山公園もあります。

・池袋:1時間40分(西武池袋線、秩父線。急行、乗換1回)、1時間20分(西武池袋線、秩父線。特急、乗換なし)
・八王子:1時間50分(JR八高線、西武秩父線)

まとめ

いかがだったでしょうか?秩父は近いけど、意外と行ったことのない人も多いのではないのでしょうか?
実際何があるか分からなければ行かないですもんね。
僕も関東に住んで8年ほどになりますが、初めていきました。
しかし行ってみるといろんな発見があったり、SLが楽しかったりと、また行きたいと思える場所でした。

家族で行っても、友達と行っても、もちろん恋人と行っても、十分楽しめる場所です。
いつもと違った休日が過ごせます。
秩父であれば日帰りも十分可能ですので、今度のお休みにぜひ行ってみてください。

Instagramで旅の写真をアップしています♪


@trippedia100

Yosuke

なんでも器用にこなせる、行動派トラベルフォトグラファー。思い立ってタイ行きのチケットをとった6時間後に、日本を出国してしまうぐらい、行動に移すのはピカイチの早さ。旅が大好き。いまでも忘れられない景色は、ハワイの荒れ果てた岩だらけの谷で見た虹。小学1年生のときには、高知から電車に乗って、大阪へ一人旅。電車が好きすぎて、7年間鉄道の整備を経験したのち、いまは地方の旅館の集客をお手伝いしています。来年には自分で旅行会社を立ち上げます。写真と鉄道のことなら、何でもご相談ください! by Nami

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